ホワイトジョーク（1985年生、母ホウヨウシルバア）

ホワイトジョーク（1985年5月19日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のダンサーズイメージ（当時20歳）と交配したホウヨウシルバアが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）豊洋牧場。戦績は、中央平地38戦7勝2着6回。主な勝ち鞍は1991年のサンライズステークス。

経歴

デビュー前

田中和夫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は古川寛和騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（東京ダート1600m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は492kg。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未出走（東京ダート1600m 晴/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カタトラソロンに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

5月1日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、壮絶なハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、マイネアシュートに半馬身交わされて2着に敗北した。

6月11日、中5週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、ウメノハスラーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月9日、中3週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島ダート1000m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のヨツヤハヤテに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月6日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上400万下（福島ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（5戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

9月11日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上400万下（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で古川寛和騎手（6戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

11月5日、中7週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で古川寛和騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で古川寛和騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のハレーマラドーナに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月18日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の千葉日報杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で古川寛和騎手（9戦2勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい16着に終わった。

4歳（1989年）

1月5日、中2週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で古川寛和騎手（10戦2勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

1月29日、中2週で迎えた12戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカイウンクインに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

2月19日、中2週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の早春賞（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の霞ケ浦特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は古川寛和騎手（11戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のキコウシを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

4月8日、中3週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（12戦3勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚が上がってしまい6着に終わった。

12月3日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、町田義一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下の師走特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（13戦3勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

5歳（1990年）

1月5日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は町田義一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では弾けるように疾駆したが、抜け出したゼウススポートを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

1月20日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の水戸特別（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（14戦3勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったハッピィーギネスに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

2月11日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は町田義一騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダブルスチールをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

3月11日、中3週で迎えた21戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は古川寛和騎手（15戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のピンククインに2馬身半の差をつけて優勝

4月7日、中3週で迎えた22戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古川寛和騎手（16戦4勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、箱根ステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で古川寛和騎手（17戦4勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた24戦目は、欅ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で古川寛和騎手（18戦4勝）。13頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の阿武隈ステークス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で古川寛和騎手（19戦4勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

8月12日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の新潟日報賞（新潟芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で古川寛和騎手（20戦4勝）。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

9月8日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、初風ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で古川寛和騎手（21戦4勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦のセプテンバーステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で古川寛和騎手（22戦4勝）。13頭立ての14番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

10月14日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で古川寛和騎手（23戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るセンターコリムを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って優勝

11月4日、中2週で迎えた30戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で古川寛和騎手（24戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

12月1日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ戦の中山競馬場スタンド完成記念（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で古川寛和騎手（25戦5勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6歳（1991年）

1月5日、中4週で迎えた32戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で古川寛和騎手（26戦5勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るダイワベッカーを鮮烈な末脚でアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

1月27日、中2週で迎えた33戦目は、銀嶺ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で古川寛和騎手（27戦6勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

2月24日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、牝馬限定のハンデG3の中山牝馬ステークス（中山芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は14戦連続で古川寛和騎手（28戦6勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた35戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で古川寛和騎手（29戦6勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた36戦目は、佐藤照雄騎手を鞍上に迎えて、G2の京王杯スプリングカップ（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

5月11日、中2週で迎えた37戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐藤照雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

6月1日、中2週で迎えた38戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤照雄騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。