ダブルスチール（1986年生、母シゲルジンデン）

ダブルスチール（1986年4月26日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時12歳）と交配したシゲルジンデンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着3回、地方10戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高松邦男厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月13日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は498kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

1月20日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のユーワクリスタルに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月19日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田政人騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグランドソロンに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

3月5日、中1週で迎えた4戦目は、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 雨/不良）に出走。芝レース及び重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で柴田政人騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

10月22日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田政人騎手（4戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から22kg絞って迎えた6戦目は、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田政人騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田政人騎手（6戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

12月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

4歳（1990年）

1月28日、中4週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた9戦目は、5歳以上900万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

2月11日、中1週で馬体重を前走から18kg絞って迎えた10戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたホワイトジョーク決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

3月10日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鈴鹿特別（中京芝1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は田面木博公騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に敗れた。

4月7日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の隅田川特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

9月1日、約5か月の休み明けで迎えた13戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカーペンタービーに1馬身3/4の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

9月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上900万下の恵山特別（函館ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

10月6日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の錦秋特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（2戦1勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、タカラジャガーに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月18日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田面木博公騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（6戦0勝）。13頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

5歳（1991年）

1月5日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（4戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

12月1日、約11か月の休養明けで迎えた21戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって10着に終わった。

12月8日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

6歳（1992年）

1月12日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、5歳以上900万下の初茜賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は田面木博公騎手（7戦0勝）。15頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

1月18日、連闘で迎えた24戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（8戦0勝）。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

2月9日、中2週で迎えた25戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は柴田政人騎手（8戦2勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり10着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、4着を確保した。

2月29日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（3戦0勝）。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

3月8日、連闘で迎えた28戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（9戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、オグリンダイカンに交わされて1馬身差の2着となった。

4月25日、中2週で迎えた31戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、タフなペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

5月10日、中1週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1200m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉永護騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

7月11日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた33戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉永護騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

7月19日、連闘で迎えた34戦目は、ハンデ戦でオープンの札幌日刊スポーツ杯（札幌芝1200m 曇/良）に48kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で吉永護騎手（3戦0勝）。6頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は田面木博公騎手（10戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

8月16日、連闘で迎えた36戦目は、マリーンステークス（函館芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田面木博公騎手（11戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

10月12日、中7週で迎えた37戦目は、佐々木満騎手を鞍上に迎えて、一般（水沢ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた38戦目は、一般（盛岡ダート1750m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木満騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月21日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた39戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木満騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンダージェントからクビ差の2着となった。

12月7日、中1週で迎えた40戦目は、一般（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木満騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた41戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木満騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月29日、中0週で迎えた42戦目は、一般（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木満騎手（5戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

7歳（1993年）

1月8日、中0週で迎えた43戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木満騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月12日、約3か月の休養明けで迎えた44戦目は、一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木満騎手（7戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた45戦目は、一般（盛岡ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木満騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月9日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた46戦目は、一般（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で佐々木満騎手（9戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。