キタノアティクス（2017年生、母テイクマイアイズ）

キタノアティクス（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母系の活躍馬より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したテイクマイアイズが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はタニグチ牧場。主な勝ち鞍は2020年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タニグチ牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、タニグチ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、キタジョファームによって464.4万円で落札された。

小笠倫弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

1月11日、デビュー戦は山田敬士騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は490kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

3月21日、中9週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山田敬士騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月23日、中8週で迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず12着に終わった。

2020年5月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

6月26日、中4週で迎えた4戦目は、柿原翔騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったサンマルマオリオに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のクリスタルムーヴに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は柿原翔騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミトノベルーガーに8馬身の差をつけて断然人気に応えた。

8月6日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柿原翔騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインディビジュアルに6馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

9月1日、中3週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柿原翔騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、3着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柿原翔騎手（4戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のもも、ゆき、名古屋競馬初見参（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柿原翔騎手（5戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

11月12日、中5週で迎えた11戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で柿原翔騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトーセンウエーブに8馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

12月25日、中5週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた12戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で柿原翔騎手（7戦3勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

4歳（2021年）

1月3日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柿原翔騎手（8戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

3月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた14戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、春分特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

4月4日、中1週で迎えた15戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、金沢けいば開幕!楽天競馬で楽しもう特別（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきり、リードを5馬身以上キープして、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ファクタークニアキに交わされて3馬身差の2着となった。

6月8日、中8週で迎えた16戦目は、楽天競馬でポイントゲット賞特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は葛山晃平騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。