マイハートビート（2015年生、母トゥーピー）

マイハートビート（2015年3月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「曲名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のゼンノロブロイ（当時15歳）と交配したトゥーピーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2018年の若駒ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、三成社によって5,400万円で落札された。

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

8月20日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るサヤカチャンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月14日、中5週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトゥザフロンティアをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

11月25日、中5週で迎えた4戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2018年）

1月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったケイティクレバーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

3月24日、中8週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の毎日杯（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、3歳ハンデG3のラジオNIKKEI賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月24日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の高雄特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のサトノグロワールに2馬身半の差をつけて久々の一戦を制した。

4歳（2019年）

1月6日、中5週で迎えた10戦目は、4歳以上1600万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したケイティクレバーに半馬身届かず2着に敗れた。

2月10日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したシャルドネゴールドに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月6日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上3勝クラスの五稜郭ステークス（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月24日、中6週で迎えた13戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの2019ワールドオールスタージョッキーズ第2戦（札幌芝2000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた14戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの丹頂ステークス（札幌芝2600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

5歳（2020年）

4月19日、約7か月半の休養明けで迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの下鴨ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が悪くなり12着に終わった。

5月30日、中3週で迎えた17戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの東大路ステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた18戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスのストークステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では目立つような脚を使えず16着に終わった。

9月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのレインボーステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は石川裕紀人騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

2020年9月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。