グンザンキャップ（1984年生、母ライバー）

グンザンキャップ（1984年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のダンシングキヤツプ（当時16歳）と交配したライバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は樫木瑞典。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方12戦4勝。主な勝ち鞍は1986年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

藤本晋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1986年）

6月14日、デビュー戦は中島敏文騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。5頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず3着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中島敏文騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったサンパレスカオルにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

8月9日、中5週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1100m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で中島敏文騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた4戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟芝1100m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中島敏文騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアマミユウキを強烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月25日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、アラ系3歳300万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

3歳（1987年）

8月31日、約10か月半の休み明けで迎えた7戦目は、山中初騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳A2（上山ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のタイガーセブンに2馬身の差をつけて久しぶりの実戦を制した。

9月13日、中1週で迎えた8戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のトシノスピリツトに3/4馬身の差をつけて制した。

9月27日、中1週で迎えた9戦目は、あららぎ賞（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田延由騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた10戦目は、高木正喜騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般B2（上山ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のミヤギインペリアルに半馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月23日、中3週で迎えた11戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系4歳以上B1（金沢ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4歳（1988年）

4月3日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、勝田浩騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月15日、中5週で迎えた14戦目は、田邉廣文騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B1（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上B2（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田邉廣文騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた16戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上B2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月10日、中3週で迎えた17戦目は、アラ系4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月26日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、別府真司騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C5-1（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のウラドに1馬身半の差をつけて休み明け初戦をモノにした。