サイレントキラー（1992年生、母バーブスボールド）

サイレントキラー（1992年4月8日）は、日本の競走馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスリルシヨー（当時9歳）と交配したバーブスボールドが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地34戦4勝2着4回、地方11戦0勝。1995年のラジオたんぱ賞(G3)で2着に入った他、1995年のキャピタルステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

11月5日、デビュー戦は橋本広喜騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月26日、連闘で迎えた3戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスパークライナーに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のさざんか賞（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

3歳（1995年）

2月19日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山芝1800m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（5戦1勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月15日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエスプレッソトニーに6馬身の差をつけて優勝

5月7日、中2週で迎えた9戦目は、3歳G2のNHK杯（東京芝2000m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で橋本広喜騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた10戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で橋本広喜騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイワグラマーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて3勝目を手にした。

7月2日、中2週で迎えた11戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で橋本広喜騎手（9戦3勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、勝ったプレストシンボリにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

10月8日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、G2の毎日王冠（東京芝1800m 雨/重）に出走。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

10月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンのアイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（10戦3勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた14戦目は、キャピタルステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（11戦3勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたスーパーライセンス決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4歳（1996年）

1月14日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、ハンデ戦でオープンのニューイヤーステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で橋本広喜騎手（12戦3勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた16戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で橋本広喜騎手（13戦3勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg減らして迎えた17戦目は、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で橋本広喜騎手（14戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg戻して迎えた18戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の報知杯大雪ハンデキャップ（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

11月17日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、ノベンバーステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で17番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5歳（1997年）

1月7日、中6週で迎えた20戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、寿ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のヤクモレインボーをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

2月2日、中3週で迎えた21戦目は、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

3月16日、中5週で迎えた22戦目は、東風ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は坂本勝美騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで迎えた23戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は青木芳之騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

8月3日、中1週で迎えた24戦目は、札幌競馬場開設90周年記念札幌日経オープン（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、4歳以上1600万下のテレビ静岡賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

11月16日、中3週で迎えた26戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のノベンバーステークス（東京芝1600m 曇/良）に出走。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

6歳（1998年）

6月14日、約7か月の休養明けで迎えた27戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1600万下のパールステークス（中京芝1800m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったトウショウオリオンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月4日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のTUF杯（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦でオープンのUHB杯（函館芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた30戦目は、札幌日経オープン（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は山本康志騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

7歳（1999年）

1月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた31戦目は、5歳以上1600万下の白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、5着を確保した。

9月11日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた32戦目は、4歳以上1600万下のニューマーケットカップ（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったクリスザブレイヴに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた33戦目は、4歳以上1600万下の外房ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた34戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、アイルランドトロフィー（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

8歳（2000年）

3月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から29kg増やして迎えた35戦目は、見附正徳騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月26日、中1週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた36戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の開設記念（高崎ダート2100m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた37戦目は、榛名山特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は見附正徳騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月7日、中3週で迎えた38戦目は、斉藤誠騎手を鞍上に迎えて、三国峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた39戦目は、関本秀幸騎手を鞍上に迎えて、一般A3（上山ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月18日、中1週で迎えた40戦目は、山田延由騎手を鞍上に迎えて、パール特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた41戦目は、一般A3（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた42戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般A2（上山ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた43戦目は、一般A2（上山ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は関本秀幸騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中2週で迎えた44戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本秀幸騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

9月16日、中1週で迎えた45戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、サファイヤ特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。