テンジンショウリ（1988年生、母リツクサンブル）

テンジンショウリ（1988年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラシヨウリ（当時13歳）と交配したリツクサンブルが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）日進牧場。戦績は、中央平地15戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は1993年の陣馬特別(900万下)。

経歴

デビュー前

矢野照正厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月27日、デビュー戦は田村正光騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のマイネルアークに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月20日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝2200m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリカイザーに交わされて1馬身3/4差の2着となった。

11月16日、中3週で迎えた3戦目は、4歳以上500万下（東京芝2300m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。前に出て、落ち着いたペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のハードイチヤを3/4馬身振り切って制した。

12月22日、中4週で迎えた4戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で土谷智紀騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のクリフを3/4馬身振り切って制した。

4歳（1992年）

2月3日、中5週で迎えた5戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3200m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で土谷智紀騎手（3戦2勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

5歳（1993年）

1月30日、約12か月の休み明けで迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の銀蹄賞（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

2月27日、中3週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の潮来特別（中山芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は土谷智紀騎手（4戦2勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4月4日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で土谷智紀騎手（5戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

5月8日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の陣馬特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヌーボシェクルに1馬身1/4の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

6月12日、中4週で迎えた11戦目は、ハンデ戦のジューンステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったブレスレットにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月24日、約4か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの東京スポーツ杯（東京芝2400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 雨/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦1勝）。17頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

6歳（1994年）

10月9日、約11か月の休養明けで迎えた14戦目は、オクトーバーステークス（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は田村正光騎手（1戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた15戦目は、白秋ステークス（東京芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（4戦1勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。