ウォンテッド（2010年生、母タニノホロホロ）
Wanted
2010.05.01
ウォンテッド（2010年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「指名手配」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時11歳）と交配したタニノホロホロが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカントリー牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害29戦3勝2着1回。2015年の東京ジャンプステークス(JG3)で3着に入った他、2015年の京都ジャンプステークス(JG3)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
1歳のとき、カントリー牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
松田国英厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2012年）
11月18日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り 晴/重）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。
12月8日、中2週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。
12月24日、中1週で迎えた3戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。
3歳（2013年）
1月13日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。
1月26日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。
7月21日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。
11月3日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた7戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。
11月30日、中3週で迎えた8戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のバードバーニングに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。
4歳（2014年）
1月11日、中5週で迎えた9戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。11着に敗れた。
3月8日、中7週で迎えた10戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。
3月30日、中2週で迎えた11戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。
5月17日、中6週で迎えた12戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に敗れた。
6月14日、中3週で迎えた13戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
10月18日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。
11月30日、中5週で迎えた15戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。
5歳（2015年）
1月10日、中5週で迎えた16戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアップトゥデイトをクビ差制して2勝目をつかんだ。
1月31日、中2週で迎えた17戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月8日、中4週で迎えた18戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマキオボーラーから1馬身3/4差の2着に敗北した。
4月4日、中3週で迎えた19戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（4戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のマイネルフィエスタに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。
6月6日、中8週で迎えた20戦目は、障害3歳以上オープン（東京障害芝→ダート3100m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。5着に敗れた。
6月27日、中2週で迎えた21戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は平沢健治騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。
11月14日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（京都障害芝3170m 内→外 曇/稍重）に出走。鞍上は高田潤騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。
12月5日、中2週で迎えた23戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。7着に敗れた。
12月26日、中2週で迎えた24戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。
6歳（2016年）
3月26日、約3か月の休養明けで迎えた25戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り 曇/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。
4月16日、中2週で迎えた26戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り 曇/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。
5月28日、中5週で迎えた27戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、J・G2の京都ハイジャンプ（京都障害芝3930m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。12着に敗れた。
7歳（2017年）
1月7日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝→ダート3200m 晴）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は北沢伸也騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。
1月28日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に終わった。
3月11日、中5週で迎えた30戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。8着に敗れた。
7月1日、約3か月半の休養明けで迎えた31戦目は、障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は西谷誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。
7月29日、中3週で迎えた32戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。競走中止となった。
9月2日、中4週で迎えた33戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2860m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。12着に終わった。
8歳（2018年）
5月5日、約8か月の休み明けで迎えた34戦目は、サラ系障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内 晴/稍重）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は熊沢重文騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。
6月30日、中7週で迎えた35戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（中京障害芝3300m 曇/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。8着に終わった。