マキオボーラー（2010年生、母パルティシオン）

マキオボーラー（2010年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウボーラー（当時9歳）と交配したパルティシオンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は馬道繁樹。戦績は、中央平地6戦0勝、中央障害15戦4勝2着4回、地方1戦0勝。2016年の東京ハイジャンプ(JG2)で2着に入った他、2016年の小倉サマージャンプ(JG3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月1日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。馬体重は444kg。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では電光石火の末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3歳（2013年）

4月27日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

5月11日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

6月22日、中5週で迎えた5戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた7戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登禄剛崎賞（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

4歳（2014年）

5月24日、約9か月の休み明けで迎えた8戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた9戦目は、佐久間寛志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた10戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月2日、中3週で迎えた11戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったレッドキングダムから1馬身1/4差の2着となった。

8月24日、中2週で迎えた12戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月2日、中9週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムシシーポスに約12馬身の大差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月15日、中1週で迎えた14戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（福島障害芝2800m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2015年）

2月14日、約3か月の休み明けで迎えた15戦目は、春麗ジャンプステークス（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は平沢健治騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。4着を確保した。

3月8日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 小雨）に出走。鞍上は2戦連続で平沢健治騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のウォンテッドに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

3月29日、中2週で迎えた17戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢健治騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったレッドキングダムから3馬身半差の2着となった。

9月19日、約6か月の休養明けで迎えた18戦目は、J・G3の阪神ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で平沢健治騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったオースミムーンから1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月23日、中8週で迎えた19戦目は、秋陽ジャンプステークス（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢健治騎手（7戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカッパドキアに5馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月26日、中4週で迎えた20戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で平沢健治騎手（8戦3勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6歳（2016年）

7月30日、約7か月の休み明けで迎えた21戦目は、J・G3の小倉サマージャンプ（小倉障害芝3390m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で平沢健治騎手（9戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のメイショウアラワシに7馬身の差をつけて重賞ウィナーの称号を獲得した。

10月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、J・G2の東京ハイジャンプ（東京障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で平沢健治騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオジュウチョウサンから1馬身半差の2着となった。