エプソムバクシン（2003年生、母シャークモアー）

エプソムバクシン（2003年5月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時14歳）と交配したシャークモアーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）鮫川牧場。戦績は、中央平地17戦0勝、地方27戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2007年の一般C13。

経歴

デビュー前

2歳のとき、鮫川牧場から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、エプソム愛馬会によって914.55万円で落札された。

エプソム愛馬会にて総額1,785万円（17.85万×100口）で一口馬主が募集された。

笹倉武久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

9月11日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月9日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた4戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3歳（2006年）

1月14日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。18頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

3月5日、中3週で迎えた7戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3月25日、中2週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず9着に敗れた。

4月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

5月13日、中4週で迎えた10戦目は、田中克典騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に敗れた。

6月24日、中5週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた12戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 雨/不良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月6日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

9月2日、中3週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黛弘人騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず12着に終わった。

10月26日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のHBA協賛馬産地特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず10着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた17戦目は、加藤利征騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた18戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテラノハイトップを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月7日、連闘で迎えた19戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

12月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で児島真二騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

4歳（2007年）

1月4日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で児島真二騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で児島真二騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

3月8日、中6週で迎えた23戦目は、山本茜騎手を鞍上に迎えて、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

3月27日、中2週で迎えた24戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月12日、中1週で迎えた25戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた26戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤利征騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤利征騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月9日、連闘で迎えた28戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤利征騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、オディッシーに交わされて1馬身半差の2着となった。

5月24日、中1週で迎えた29戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤利征騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったカンセイルーセントに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

6月21日、中3週で迎えた30戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤利征騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた31戦目は、一般C12（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤利征騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた32戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は児島真二騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のキョウイチに2馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月9日、中1週で迎えた33戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤利征騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月6日、中3週で迎えた34戦目は、一般C9 10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、竹田吉秀騎手を鞍上に迎えて、ぐだぐだ党Cせきねダービー（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた36戦目は、一般C10（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は児島真二騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、ビギンに交わされて1馬身差の2着となった。

10月18日、中1週で迎えた37戦目は、一般C10（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は竹田吉秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月5日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後はバタバタになってしまい15着に終わった。

2月2日、中3週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の香春岳特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目立つような脚を使えず11着に終わった。

5月24日、約3か月半の休み明けで迎えた40戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は黛弘人騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。14着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた41戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた42戦目は、4歳以上C1二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた43戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月10日、中3週で迎えた44戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に終わった。