タノムデホンマ（2020年生、母デンタルハイジーン）

タノムデホンマ（2020年5月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「頼むよほんとに(大阪弁)」。毛色は鹿毛。種牡馬のリヤンドファミユ（当時10歳）と交配したデンタルハイジーンが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はカナイシスタッド。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C2一。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

10月16日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

3歳（2023年）

1月14日、中9週で迎えた3戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサルフトピッチに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月4日、中2週で迎えた4戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、逃げるジャスパーロイヤルを差し切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月26日、中2週で迎えた5戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

4月1日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は今村聖奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は水口優也騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた8戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた9戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は水口優也騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

7月22日、中4週で迎えた10戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水口優也騎手（4戦0勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

9月21日、中6週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた12戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のユイアングレイスに4馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月31日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に57kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロジキャロルに6馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

4歳（2024年）

8月22日、約10か月の休み明けで迎えた15戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、伸びてきたタガノロビンソン決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中3週で迎えた16戦目は、ファイティングジョッキー賞（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた17戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

10月31日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた19戦目は、土方颯太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

5歳（2025年）

3月13日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウサトユキに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷周平騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、サムタイムアゴーに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

4月17日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷周平騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

5月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷周平騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた24戦目は、追入7ハロン（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小谷周平騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシャッフルガールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。