ビューティープリマ（2000年生、母ブラッシングデビュタント）

ビューティープリマ（2000年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美しい踊り子（プリマバレリーナ）」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時7歳）と交配したブラッシングデビュタントが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は矢野牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方16戦3勝2着5回。2003年の内外タイムス盃(牝)で2着に入った他、2003年の若菜賞(牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、矢野牧場から「北海道10月市場サラブレッド1歳」に上場され、中村畜産によって829.5万円で落札された。

堂山芳則厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2002年）

8月14日、デビュー戦は国信満騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1500m 晴/稍重）に出走。馬体重は474kg。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で国信満騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。最後は、2着のダイカツヤクに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、千葉津代士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミュゲドボヌールから3馬身差の2着に敗北した。

10月1日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジII（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で千葉津代士騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のモエレマイルズに8馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた5戦目は、納谷和玖騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1390m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクセスクリアーに8馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

3歳（2003年）

1月27日、中3週で迎えた6戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦でオープンの若菜賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、マルダイメグに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

3月3日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの’03桃花賞（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの内外タイムス盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、ディーエスメイドンに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月3日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月7日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞のマドモアゼルカップ（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、勝ったコウノトリから2馬身半差の2着に敗北した。

8月24日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のオーロラ特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4歳（2004年）

4月15日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から23kg戻して迎えた12戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた13戦目は、マルチレッグ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（4戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦のメイスプリント特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（5戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったゴシップコラムにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

7月28日、中8週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の盛夏特別（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず12着に敗れた。

9月24日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦のサファイア特別（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月28日、中4週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた17戦目は、オクトーバー特別（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（6戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。