エイシンスマック（2019年生、母エーシンサルサ）

エイシンスマック（2019年4月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+チュッというキスの音」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時17歳）と交配したエーシンサルサが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

野中賢二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

5月28日、デビュー戦は岩田望来騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に敗れた。

6月19日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に終わった。

7月16日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で岩田望来騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた4戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に敗れた。

2022年8月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

10月26日、中8週で迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた6戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

4歳（2023年）

1月4日、中1週で迎えた9戦目は、C2一4歳以上（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったハニーロコガールにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

デビュー前

坂本和也厩舎（兵庫）へ入厩。

1月27日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上C2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

2月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

3月28日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったメイショウナラシバに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4月19日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた15戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に終わった。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着に入り込んだ。

7月12日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上C3一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山龍太郎騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインノータイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月28日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C2四（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（7戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったトキノヒトに詰め切れず、約12馬身差の2着となった。

9月20日、中4週で迎えた20戦目は、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

10月5日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のジャスティンマリブをクビ差振り切って2勝目を収める

10月18日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（4戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月16日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹村達也騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた25戦目は、ユーカリ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で竹村達也騎手（7戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

12月12日、中1週で迎えた26戦目は、石堂響騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石堂響騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

5歳（2024年）

1月10日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で石堂響騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

1月25日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石堂響騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

デビュー前

三宅直之厩舎（兵庫）へ入厩。

2月8日、デビュー戦は石堂響騎手を鞍上に据えて、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての10番ゲートからスタート。出走取消となった。

3月5日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた30戦目は、4歳以上C3一（姫路ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は竹村達也騎手（8戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

3月28日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた31戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（9戦1勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月9日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹村達也騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C3三（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で竹村達也騎手（11戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンキマイラを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。