ハイヤーグロー（2003年生、母スナークバンダム）

ハイヤーグロー（2003年3月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のキンググローリアス（当時17歳）と交配したスナークバンダムが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、地方25戦7勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年のオフトひたちなか賞(一般C2二)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンダム牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、バンダム牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場され、窪田康志によって745.5万円で落札された。

月岡健二厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2006年）

7月14日、デビュー戦は坂井英光騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったオシャレホースに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウィンシールドを圧倒的な末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のナイキグラフィティに4馬身の差をつけて2勝目を手にした。

11月29日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

12月26日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のノムラサッカーオーをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

4歳（2007年）

6月3日、約5か月半の休み明けで迎えた6戦目は、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（5戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

6月28日、中3週で迎えた7戦目は、北千住特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハルクホースを上がり3位の末脚でクビ差だけ差し切って4勝目を奪取した。

7月9日、中1週で迎えた8戦目は、葛飾区特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた9戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（8戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエドノスキーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

10月3日、中8週で迎えた10戦目は、一般C1五六（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で坂井英光騎手（9戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、カゴヤセイコーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、楽天バンク@TTB賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂井英光騎手（10戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた12戦目は、一般C1五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂井英光騎手（11戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のゼンシンゼンレイをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

12月14日、中1週で迎えた13戦目は、冬芽特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で坂井英光騎手（12戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

5歳（2008年）

7月10日、約7か月の休養明けで迎えた14戦目は、わし座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で坂井英光騎手（13戦5勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた15戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、トゥインクルバースデー賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、はづき特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

9月3日、中2週で迎えた17戦目は、オフトひたちなか賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を弾けさせて、最後は2着のアジュデプリンセスをクビ差振り切って6勝目を手に入れた。

9月17日、中1週で迎えた18戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月30日、約3か月半の休み明けで迎えた19戦目は、一般C1四五六（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6歳（2009年）

1月19日、中2週で迎えた20戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい13着に敗れた。

8月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた21戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では不撓の闘魂で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のテラノヘイローをアタマ差振り切って休養明け初戦を物にした。

9月17日、中2週で迎えた22戦目は、勝田特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（3戦1勝）。13頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

10月1日、中1週で迎えた23戦目は、イーバンク×SPAT4賞（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず6着に沈んだ。

10月19日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で和田譲治騎手（5戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたスイッチスタイル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7歳（2010年）

5月21日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1200m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に敗れた。