パワータイショウ（2019年生、母メモリアルイヤー）

パワータイショウ（2019年2月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「本馬の力強い馬体より+大将」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時6歳）と交配したメモリアルイヤーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は田原橋本牧場。主な勝ち鞍は2022年の3歳C1 C2。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

3歳（2022年）

2月27日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて最後はロードアライアンスと並んで7着同着となった。

3月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤井勘一郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、シュルヴィーヴルに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中1週で迎えた5戦目は、3歳C1 C2（園田ダート1870m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエルアルコンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、3歳B C1（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったノーモアワーズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた7戦目は、3歳B C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリコーヴァリアントに3馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

6月30日、中3週で迎えた8戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

8月20日、中6週で迎えた9戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月27日、中4週で迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、フレンドリーサドル特別（船橋ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま全身全霊の粘りで持ち堪えて、最後は2着のゴールドクレストに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

10月16日、中2週で迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

11月26日、中5週で迎えた12戦目は、城戸義政騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月3日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの境港特別（阪神ダート2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で城戸義政騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた14戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの甲東特別（阪神芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

4歳（2023年）

1月5日、中2週で迎えた15戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では速い脚を使えず13着に終わった。

2月7日、中4週で迎えた16戦目は、ハートビートレイン（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた17戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は松若風馬騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に終わった。

5月27日、中7週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた20戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 雨/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月26日、中9週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、東京カップけやき賞（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、リファインドマナーに交わされて1馬身差の2着となった。

10月22日、中3週で迎えた23戦目は、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内曇/重）に出走。鞍上は小野寺祐太騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺祐太騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた25戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝2880m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺祐太騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2024年）

1月21日、中5週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺祐太騎手（4戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。9着に終わった。

4月21日、約3か月の休み明けで迎えた27戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のスマイルスルーをクビ差制して久しぶりに勝ち星を挙げた。

2022年3月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。