エイプリルウインド（2003年生、母エイプリルソネット）

エイプリルウインド（2003年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「４月の風」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したエイプリルソネットが23歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地8戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額1,600万円（40万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

3月26日、デビュー戦は赤木高太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタケノフェローを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

5月7日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の早苗賞（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で赤木高太郎騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下のぶっぽうそう特別（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で赤木高太郎騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアグネスツイスターに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

5歳（2008年）

11月8日、約29か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で赤木高太郎騎手（4戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサムデイシュアーにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月16日、連闘で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で赤木高太郎騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したゴールドサクセスに半馬身届かず2着に敗北した。

12月14日、中3週で迎えた7戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。18頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のエアシャトゥーシュを3/4馬身振り切って久々に美酒を浴びた。

12月20日、連闘で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。