タチアオイ（2017年生、母カリビアンセレブ）

タチアオイ（2017年2月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「立葵。花言葉は『大きな志』」。毛色は栗毛。種牡馬のシニスターミニスター（当時14歳）と交配したカリビアンセレブが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2 14。

経歴

デビュー前

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

6月1日、デビュー戦は藤田菜七子騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は428kg。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

8月25日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。12着に敗れた。

12月15日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3歳（2020年）

2月29日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

5月2日、中8週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

6月7日、中4週で迎えた6戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

6月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のウーマんチャンス（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンプルマンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月28日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、キヨセに交わされて1馬身差の2着となった。

4歳（2021年）

1月23日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のバトルグランドリイに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月7日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上C2 16（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったタガノルーキーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月7日、中0週で迎えた12戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のシャムエルに2馬身半の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

3月27日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キュートルーラーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月24日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

5月22日、中3週で迎えた16戦目は、ケンタウルス座特選（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい10着に敗れた。