コチ（2014年生、母モエレオープンヒメ）

コチ（2014年3月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「東風」。毛色は栗毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したモエレオープンヒメが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）大作ステーブル。戦績は、中央平地5戦0勝、地方28戦1勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳B6。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中村和夫から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ミルファームによって280.8万円で落札された。

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月23日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

10月30日、連闘で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい14着に終わった。

12月3日、中4週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で嘉藤貴行騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

12月11日、連闘で迎えた4戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のこうやまき賞（中京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

3歳（2017年）

2月13日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた5戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

3月22日、中4週で迎えた6戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。7頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

4月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で塚本雄大騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハクサンシップに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

5月30日、連闘で迎えた12戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

6月20日、中2週で迎えた13戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

7月30日、中5週で迎えた14戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、3歳B6（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた15戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

9月3日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた16戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。6頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

9月10日、連闘で迎えた17戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月17日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、高校野球交流大会賞（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた19戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

10月1日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

10月8日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（5戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

10月15日、連闘で迎えた22戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

10月22日、連闘で迎えた23戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で木村直輝騎手（7戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた24戦目は、一般C2七（盛岡ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で木村直輝騎手（8戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

11月5日、連闘で迎えた25戦目は、一般C2九（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村直輝騎手（9戦0勝）。7頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

11月12日、連闘で迎えた26戦目は、一般C2九（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で木村直輝騎手（10戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

11月19日、連闘で迎えた27戦目は、JA岩手ふるさとはとむぎ杯（水沢ダート1300m 雪/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で木村直輝騎手（11戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は13戦連続で木村直輝騎手（12戦0勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた29戦目は、いわてのフラッグシップ米金色の風賞（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で木村直輝騎手（13戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

12月9日、連闘で迎えた30戦目は、大坪慎騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

12月16日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は木村直輝騎手（14戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月23日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（15戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4歳（2018年）

1月2日、中0週で迎えた33戦目は、一般C2十八（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（16戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に終わった。