ゴールドウイスパー（2016年生、母ゴールドジャパン）

ゴールドウイスパー（2016年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ささやき」。毛色は鹿毛。種牡馬のサダムパテック（当時8歳）と交配したゴールドジャパンが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は北勝ファーム。主な勝ち鞍は2020年の特別編成(一般C1三)。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2019年）

3月9日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

6月16日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず13着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず16着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた4戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート900m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のオクラに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月12日、中1週で迎えた5戦目は、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月18日、連闘で迎えた6戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の強い精神力で最後まで敢闘したが、勝ったスターインステルスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

8月25日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

9月1日、連闘で迎えた8戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は田知弘久騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた9戦目は、3歳戦の公益社団法人新潟県畜産協会長賞特編（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

9月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

9月24日、連闘で迎えた11戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田知弘久騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2七（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で田知弘久騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2六（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田知弘久騎手（5戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のトミケンカリムに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月11日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のケンビションに3馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

11月26日、中1週で迎えた15戦目は、あざみ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1二（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は田知弘久騎手（6戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた17戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、デルマアンバリッドに交わされて2馬身半差の2着となった。

4歳（2020年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた18戦目は、松戸政也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のアルメリア賞（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦のアネモネ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松戸政也騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったワタシノワルツに詰め切れず、約13馬身差の2着となった。

4月13日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（2戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて、最後は2着のハウルを半馬身振り切って4勝目を収める

4月29日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた21戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、最後はヴレと並んで3着同着となった。

5月12日、中1週で迎えた22戦目は、一般B2六（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（4戦2勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきり、で一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた23戦目は、一般C1二（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀場裕充騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた24戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀場裕充騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で堀場裕充騎手（7戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るトップロマンを猛烈な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

7月21日、中1週で迎えた26戦目は、楽天競馬杯ポイント貯まる賞（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で堀場裕充騎手（8戦3勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

8月16日、中3週で迎えた27戦目は、楽天でポッイントもらっちゃおう賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で堀場裕充騎手（9戦3勝）。7頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。