シャドウエレメント（2007年生、母カオリナイト）

シャドウエレメント（2007年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋要素」。毛色は鹿毛。種牡馬のストラヴィンスキー（当時11歳）と交配したカオリナイトが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地11戦3勝。主な勝ち鞍は2011年の4歳以上1000万下。

経歴

デビュー前

2歳のとき、成隆牧場から「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

12月20日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のマザールウブラッハに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

1月10日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を繰り出し、4着に入った。

2月13日、中4週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村宏司騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

6月13日、約3か月の休み明けで迎えた5戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

8月22日、中9週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず13着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた7戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスプラッシュエンドを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

12月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5月15日、約4か月の休養明けで迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のサダムテンジンを3/4馬身振り切って3勝目を収める

5歳（2012年）

2月19日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。