ナナヒカリ（1989年生、母メロディスキー）

ナナヒカリ（1989年3月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアレミロード（当時6歳）と交配したメロディスキーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者はサンライズステイブル。戦績は、中央平地22戦1勝2着3回、中央障害4戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1991年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

野平祐二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1991年）

8月3日、デビュー戦は柴田政人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1000m 曇/重）に出走。馬体重は458kg。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田政人騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったハヤノキックに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中3週で迎えた3戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したマイオンリースターにクビ差届かず2着に甘んじた。

11月9日、中7週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線に入ると、前で粘るトナミレインボーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

11月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり6着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（1992年）

2月3日、中6週で迎えた7戦目は、4歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（4戦1勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で加藤和宏騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

3月21日、中3週で迎えた9戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤和宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

4月12日、中2週で迎えた10戦目は、岡山定夫騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

5月30日、中3週で迎えた12戦目は、4歳500万下の桐花賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

9月26日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

10月18日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上500万下の西湖特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡山定夫騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡山定夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月19日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で岡山定夫騎手（5戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したコックニーにハナ差届かず2着となった。

4歳（1993年）

8月15日、約8か月の休養明けで迎えた17戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で岡山定夫騎手（6戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

8月22日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で岡山定夫騎手（7戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月11日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡山定夫騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で岡山定夫騎手（9戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月20日、中7週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で岡山定夫騎手（10戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月28日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で岡山定夫騎手（11戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（1994年）

10月8日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた24戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた25戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（2戦0勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったピサノロッキーから7馬身差の2着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた26戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で三浦堅治騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のアルハンブラハイに3馬身半の差をつけて久々に勝利を挙げた。