ピサノロッキー（1989年生、母エリカスポート）

ピサノロッキー（1989年5月9日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーザンテースト（当時18歳）と交配したエリカスポートが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地35戦3勝、中央障害8戦2勝2着1回。1992年のすみれステークス(オープン)で3着に入った他、1991年のコスモス賞(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1991年）

8月10日、デビュー戦は猿橋重利騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は480kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、少々速いペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして突き抜け、最後は2着のスターポジションに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのクローバー賞（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのコスモス賞（函館芝1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月27日、中4週で迎えた4戦目は、3歳500万下の黄菊賞（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（3戦1勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着を確保した。

11月17日、中2週で迎えた5戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で猿橋重利騎手（4戦1勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳500万下の千両賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で猿橋重利騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

3歳（1992年）

1月25日、中5週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は7戦連続で猿橋重利騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスジョリアンに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

2月16日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で猿橋重利騎手（7戦2勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

3月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳オープンのすみれステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で猿橋重利騎手（8戦2勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着を確保した。

4月25日、中5週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で猿橋重利騎手（9戦2勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳900万下の菩提樹ステークス（阪神芝2200m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で猿橋重利騎手（10戦2勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい8着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上900万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で猿橋重利騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

6月20日、連闘で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のHTB賞（札幌芝1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は13戦連続で猿橋重利騎手（12戦2勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

7月11日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のポプラステークス（札幌芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は14戦連続で猿橋重利騎手（13戦2勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4歳（1993年）

2月14日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で猿橋重利騎手（14戦2勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく9着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で猿橋重利騎手（15戦2勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲武特別（阪神芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は17戦連続で猿橋重利騎手（16戦2勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた18戦目は、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で猿橋重利騎手（17戦2勝）。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた19戦目は、5歳以上900万下（京都芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で猿橋重利騎手（18戦2勝）。15頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びが劣勢になり15着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた20戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の金峰山特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

9月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のビッグモントに1馬身半の差をつけて久方ぶりの一戦をモノにした。

10月9日、中1週で迎えた22戦目は、安田隆行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清滝特別（京都芝2000m 雨/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は猿橋重利騎手（19戦2勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八瀬特別（京都芝2400m 外回り雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（20戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の御陵特別（京都ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で猿橋重利騎手（21戦2勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で猿橋重利騎手（22戦2勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。競走中止となった。

5歳（1994年）

1月8日、中2週で迎えた27戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で猿橋重利騎手（23戦2勝）。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた28戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の逢山峡特別（阪神芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた30戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の渥美特別（中京芝2500m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい6着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の姫路特別（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

4月23日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の中之島特別（阪神芝2500m 雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

9月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（24戦2勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月18日、連闘で迎えた34戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館ダート2400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（25戦2勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

10月8日、中2週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の豊中特別（阪神芝2200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（3戦0勝）。14頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた36戦目は、押田年郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。3着に沈んだ。

11月6日、中1週で迎えた37戦目は、障害4歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3100m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（1戦0勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のナナヒカリに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。

11月26日、中2週で迎えた38戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で押田年郎騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた39戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のネーハイタフネスに5馬身の差をつけて優勝

6歳（1995年）

1月15日、中3週で迎えた40戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は押田年郎騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったリターンエースから7馬身差の2着となった。

2月11日、中3週で迎えた41戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で押田年郎騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月4日、中2週で迎えた42戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（京都障害芝→ダート3170m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月8日、中4週で迎えた43戦目は、重賞の中山大障害（春）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は押田年郎騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。