ネーハイタフネス（1990年生、母ネーハイビユーテイ）

ネーハイタフネス（1990年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラユタカオー（当時8歳）と交配したネーハイビユーテイが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木恵一。戦績は、中央平地11戦1勝、中央障害24戦8勝2着4回。1996年の京都大障害（春）(重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

新川恵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

4月24日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

5月29日、中4週で迎えた2戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた3戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（京都芝2000m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 雨/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は塩村克己騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマルブツグレースを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下の布引特別（阪神芝2500m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

10月24日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた9戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

12月12日、中4週で迎えた10戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブレスレットから9馬身差の2着となった。

12月25日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のダンシングサムに2馬身半の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（1994年）

1月23日、中3週で迎えた12戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（2戦1勝）。6頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月6日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は塩村克己騎手（5戦1勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月20日、中1週で迎えた14戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は出津孝一騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンコウコウから1馬身半差の2着に敗れた。

3月5日、中1週で迎えた15戦目は、東田幸男騎手を鞍上に迎えて、重賞の中京障害ステークス（春）（中京障害芝3600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月20日、中1週で迎えた16戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中京障害芝2800m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月5日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は内山正博騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた18戦目は、大森勇一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月17日、中2週で迎えた19戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で大森勇一騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったピサノロッキーから5馬身差の2着となった。

5歳（1995年）

1月29日、中5週で迎えた20戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で大森勇一騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた22戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

4月2日、中1週で迎えた23戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で出津孝一騎手（6戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマークティーグルから2馬身半差の2着となった。

4月16日、中1週で迎えた24戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は4戦連続で出津孝一騎手（7戦1勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月20日、中4週で迎えた25戦目は、障害4歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で出津孝一騎手（8戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のモンパルナスをハナ差制して久方ぶりに勝利を挙げた。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 曇）に出走。鞍上は6戦連続で出津孝一騎手（9戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のブランディニーに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

10月14日、約4か月半の休み明けで迎えた27戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で出津孝一騎手（10戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンパーシーに7馬身の差をつけて久しぶりの一戦を制した。

11月19日、中4週で迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（東京障害芝→ダート3300m 晴）に出走。鞍上は8戦連続で出津孝一騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は9戦連続で出津孝一騎手（12戦4勝）。5頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムミサイルに4馬身の差をつけて制した。

6歳（1996年）

1月14日、中4週で迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は10戦連続で出津孝一騎手（13戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のエイシンパーシーに2馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

2月10日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に62.5kgの斤量を背負って出走。鞍上は11戦連続で出津孝一騎手（14戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。6着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた32戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は12戦連続で出津孝一騎手（15戦6勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

3月31日、中2週で迎えた33戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は13戦連続で出津孝一騎手（16戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のサンライズボーイに約10馬身の大差をつけて制した。

4月27日、中3週で迎えた34戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で出津孝一騎手（17戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のテイエムミサイルに8馬身の差をつけて重賞初制覇を果たした。

10月12日、約5か月半の休養明けで迎えた35戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。鞍上は15戦連続で出津孝一騎手（18戦8勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。