タケイチイチホース（1998年生、母シヤダイビシヨツプ）

タケイチイチホース（1998年3月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時6歳）と交配したシヤダイビシヨツプが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地16戦4勝。2000年のフェアリーステークス(牝G3)で3着に入った他、2001年の紅梅ステークス(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中村好夫厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

8月20日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は456kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

9月2日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

11月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から18kg戻して迎えた3戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のテイエムロカビリーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月17日、中3週で迎えた4戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のフェアリーステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2001年）

1月13日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳オープンの紅梅ステークス（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

2月24日、中5週で迎えた6戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

3月25日、中3週で迎えた7戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のれんげ賞（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のカシノハミングに3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4月8日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

6月3日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた10戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳900万下のゆうすげステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルウォリアーをハナ差振り切って3勝目を手にした。

9月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず8着に敗れた。

10月14日、中2週で迎えた12戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の渡月橋ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

12月8日、中4週で迎えた14戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の六甲アイランドステークス（阪神芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2002年）

1月19日、中5週で迎えた15戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の石清水ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい14着に終わった。

2月23日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のフサイチユーキャンをハナ差振り切って4勝目を挙げた。