ダノンメジャー（2012年生、母ヴィヤダーナ）

ダノンメジャー（2012年1月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時11歳）と交配したヴィヤダーナが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地29戦6勝2着2回。2014年の京都2歳ステークス(G3)で2着に入った他、2017年の小倉日経オープン(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、ダノックスによって3,150万円で落札された。

橋口弘次郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

8月10日、デビュー戦は小牧太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は480kg。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のサンデーウィザードに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月20日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシングウィズジョイを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

11月29日、中9週で迎えた3戦目は、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上々の伸びを見せたが、抜け出したベルラップにクビ差届かず2着に甘んじた。

12月28日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦2勝）。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2015年）

2月15日、中6週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳G3の共同通信杯（東京芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

3月22日、中4週で迎えた6戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

5月10日、中6週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳G1のNHKマイルカップ（東京芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G1の日本ダービー（東京優駿）（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（4戦2勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

10月4日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（5戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトーセンスターダムにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月28日、中3週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた12戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、リゲルステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4歳（2016年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4月24日、中6週で迎えた14戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、オアシスステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

6月4日、中5週で迎えた15戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の三木特別（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の小豆島特別（阪神芝1600m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は小牧太騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて、最後は2着のマサハヤドリームに3馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

10月1日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（8戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら4番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、最後はメドウヒルズと並んで5着同着となった。

10月29日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の八坂ステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（9戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では少しずつ前との差を詰めて、最後は2着のナムラシングンを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

12月10日、中5週で迎えた19戦目は、ハンデG3のチャレンジカップ（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（10戦4勝）。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい8着に敗れた。

5歳（2017年）

1月5日、中3週で迎えた20戦目は、ハンデG3の中山金杯（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（11戦4勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に敗れた。

2月19日、中5週で迎えた21戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（12戦4勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

5月13日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、都大路ステークス（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（13戦4勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のクラリティシチーに1馬身半の差をつけて5勝目をマークした。

6月18日、中4週で迎えた23戦目は、米子ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（14戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず6着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた24戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、福島テレビオープン（福島芝1800m 小雨/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず3着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた25戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、小倉日経オープン（小倉芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のケントオーに2馬身半の差をつけて6勝目を収める

10月28日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた26戦目は、G2のスワンステークス（京都芝1400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた27戦目は、G1のマイルチャンピオンシップ（京都芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦1勝）。18頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6歳（2018年）

1月6日、中6週で迎えた28戦目は、ハンデG3の京都金杯（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

2月18日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデG3の小倉大賞典（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。