アラクリティ（2002年生、母レディステラ）

アラクリティ（2002年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「機敏さ、すばやいこと」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロコルージュ（当時7歳）と交配したレディステラが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者はロイヤルファーム（有）新冠支場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の一般C1-3。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

3歳（2005年）

9月24日、約13か月の休み明けで迎えた2戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

10月29日、中4週で迎えた3戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

12月6日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、熊木良介騎手を鞍上に迎えて、ジョッキー選抜ゴールド（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はデピュティジャパンと並んで1着同着となった。

4歳（2006年）

6月20日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg絞って迎えた5戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた6戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で平瀬城久騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、でレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

7月9日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3-2（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で平瀬城久騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に終わった。

8月1日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平瀬城久騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オーシンメダリストにクビ差交わされて2着となった。

8月13日、中1週で迎えた9戦目は、DYC金沢競馬応援杯（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で平瀬城久騎手（4戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイシンアサヒオーに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月10日、中3週で迎えた10戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で平瀬城久騎手（5戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るケイショウラブリーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。