リムーブザリミット（2014年生、母ポジションリミット）

リムーブザリミット（2014年3月19日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「限界を超す」。毛色は鹿毛。種牡馬のAwesome Again（当時20歳）と交配したポジションリミットが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。主な勝ち鞍は2019年の端午特選(C2-1)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、グランド牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

9月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

3歳（2017年）

1月7日、約4か月の休養明けで迎えた2戦目は、V.シュミノー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に敗れた。

4月11日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の能登金剛賞（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシュンノカミに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

5月17日、中4週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、浦河町赤心の森賞（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月2日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、3歳以上C4-3（門別ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（2018年）

4月18日、約5か月半の休養明けで迎えた7戦目は、3歳以上C4-4（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホトバシルチカラに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月10日、中2週で迎えた8戦目は、水仙賞（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑村真明騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑村真明騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴッドパイレーツに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上C4-2（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑村真明騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月21日、中1週で迎えた11戦目は、「AIRDOスペシャル」賞（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で桑村真明騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クラコンボイに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた12戦目は、うらかわ馬フェスタ賞（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で桑村真明騎手（7戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、新ひだか町真歌展望台賞（門別ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、優駿の里安平町畑の恵み賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は桑村真明騎手（8戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた15戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（9戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた16戦目は、門別プロパンガス事業組合賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑村真明騎手（10戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

10月3日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったスマートアエロにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

10月31日、中1週で迎えた19戦目は、JBC京都カウントダウン4（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（3戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上C33 C41（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

12月10日、中3週で迎えた21戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るヤマニンプチローブを豪脚で半馬身差し切って断トツの支持に応えた。

5歳（2019年）

2月17日、中9週で迎えた22戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 33（佐賀ダート900m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のナムラランボーを半馬身振り切って断トツの支持に応えた。

3月2日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 24（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のローンチに1馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

3月26日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、ケイティーズソレルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

4月13日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオスズに1馬身の差をつけて5勝目をゲットした。

4月27日、中1週で迎えた26戦目は、端午特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るシングンラヴソングをクビ差だけ差し切って優勝

5月19日、中2週で迎えた27戦目は、ウグイス賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

6月15日、中3週で迎えた28戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、カワセミ賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

7月15日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた29戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、秋初月賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた31戦目は、木染月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。