オリオンザドーター（2007年生、母グローリーゲイト）

オリオンザドーター（2007年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋母母名」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時10歳）と交配したグローリーゲイトが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）川上牧場。戦績は、中央平地13戦0勝、中央障害2戦0勝、地方25戦12勝2着3回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月31日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月6日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

3歳（2010年）

1月23日、中3週で迎えた4戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい15着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず13着に終わった。

3月22日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた6戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエドヅマを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

4月17日、中3週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長田進仁騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るデルマカエサルを途轍もない末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を収める

5月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長田進仁騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコウエイスマイルに6馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から26kg減らして迎えた9戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

9月26日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた12戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず14着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が振るわず14着に終わった。

12月4日、中3週で迎えた14戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝2600m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ゆったりとしたペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず16着に終わった。

4歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

4月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。14頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた18戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月19日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた19戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のローレルベオウルフに5馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月3日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のディアシルフに1馬身半の差をつけて断然の支持に応えた。

7月17日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシゲルユキムラに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るリネンスタイルを驚異的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

8月14日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のサクラプレミアムに3馬身の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月28日、中1週で迎えた24戦目は、薩摩街道出水宿賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したカシノビヨンセに半馬身届かず2着に敗北した。

9月17日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のドントキリシマを半馬身振り切って断然の支持に応えた。

5歳（2012年）

2月12日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

3月3日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は村松翔太騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた28戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、ベストテンジョッキーズカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミスファイアーに半馬身交わされて2着に敗北した。

4月22日、中4週で迎えた29戦目は、花まつり特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のカシノハリに1馬身半の差をつけてファンの支持に応えた。

5月12日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったシゲルブチョウヅキに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（4戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアスクドラゴンをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月1日、中2週で迎えた33戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で鮫島克也騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

7月28日、中3週で迎えた34戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

8月19日、中2週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハナノスティーブを上がり2位タイの末脚でハナ差だけ差し切って勝利数を12に伸ばす

9月2日、中1週で迎えた36戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

9月29日、中3週で迎えた37戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C2-1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に終わった。

11月3日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

11月23日、中2週で迎えた40戦目は、ウインター特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。