アトモスジブリール（2020年生、母リーズントウショウ）

アトモスジブリール（2020年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もや、煙(古代ギリシャ語)+天使ガブリエル。神出鬼没な天使」。毛色は青鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時13歳）と交配したリーズントウショウが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は坂本健一。主な勝ち鞍は2023年の寺本重彦お誕生日おめでとう記念。

経歴

デビュー前

1歳のとき、坂本健一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、志村鑑彦によって539万円で落札された。

牧光二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2023年）

2月18日、デビュー戦は木幡巧也騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は434kg。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は減速してしまい11着に敗れた。

4月9日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に敗れた。

7月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋モーニングフィーバー14（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったシェルオパールに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

8月10日、中0週で迎えた5戦目は、3歳戦の寺本重彦お誕生日おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブーケエスポワールに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の佐々宮記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤聡一騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

9月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の☆祝還暦☆佐藤保弘お疲れ様記念（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤聡一騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート920m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で加藤聡一騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、しまねで美肌と縁結び（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で加藤聡一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた11戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、一般C15（名古屋ダート920m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた12戦目は、幸郎さん古希おめでとう記念（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた13戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、一般C13（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、花穂ちゃんお誕生日記念（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、勝ったフェアリーハイを3/4馬身捉え切れず2着となった。

12月22日、連闘で迎えた15戦目は、一般C10（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて、最後は2着のウィンターソングをクビ差振り切って断然人気に応えた。

4歳（2024年）

1月3日、中1週で迎えた16戦目は、名古屋グルメ帝王杯（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

1月19日、中1週で迎えた17戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって9着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた18戦目は、一般C5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に終わった。

2月16日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた20戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

3月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（10戦1勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた22戦目は、一般C3（名古屋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた23戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた24戦目は、一般C7（名古屋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で望月洵輝騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

5月3日、連闘で迎えた25戦目は、明星晴大騎手を鞍上に迎えて、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた26戦目は、一般C8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は望月洵輝騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のオーキデパフュメに3馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月31日、中1週で迎えた27戦目は、牛の滝特別（名古屋ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は明星晴大騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は宮下瞳騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

6月28日、中1週で迎えた29戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、一般B8（名古屋ダート1500m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた30戦目は、一般B8（名古屋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた31戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（11戦1勝）。10頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

8月23日、中1週で迎えた32戦目は、アジア・アジアパラ応援5（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（12戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

9月6日、中1週で迎えた33戦目は、一般B8（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた34戦目は、一般B4（名古屋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（13戦1勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

10月4日、中1週で迎えた35戦目は、一般C2（名古屋ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（14戦1勝）。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート1500m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤聡一騎手（15戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。