リンガスドリーム（1993年生、母サクラファミリー）

リンガスドリーム（1993年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラホクトオー（当時7歳）と交配したサクラファミリーが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は伊藤敏明。戦績は、中央平地38戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の白山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

境征勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1995年）

9月16日、デビュー戦は西田雄一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1200m 外回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は444kg。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた3戦目は、高橋明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が衰えて16着に終わった。

3歳（1996年）

3月3日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、田口大二郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田口大二郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟芝1200m 外回り曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は西田雄一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のモンテサンに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

6月30日、中9週で迎えた7戦目は、4歳500万下のローズマリー賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（3戦1勝）。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したマチカネミラージュにハナ差届かず2着となった。

8月11日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下の幕張特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

8月24日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（5戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では非凡な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月28日、中4週で迎えた10戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

10月26日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下の小千谷特別（新潟芝1200m 外回り曇/不良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメイショウオスカーを半馬身振り切って2勝目を獲得した。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。

12月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

4歳（1997年）

11月1日、約10か月半の休み明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（8戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

5歳（1998年）

3月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の寒狭川特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（9戦2勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

4月25日、中5週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（新潟芝1400m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で西田雄一郎騎手（10戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の長岡特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西田雄一郎騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジュエリーバードを差し切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

6月7日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で西田雄一郎騎手（12戦2勝）。18頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では稲妻のようなを披露したが、5着に終わった。

7月26日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の栃尾特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は西田雄一郎騎手（13戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（14戦2勝）。15頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァイタルトラックをクビ差振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

9月20日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上900万下の内房特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西田雄一郎騎手（15戦3勝）。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた26戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の鷹巣山特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

11月22日、中1週で迎えた27戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の南総特別（中山芝1200m 外回り雨/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた29戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の千葉テレビ杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6歳（1999年）

4月24日、約4か月の休養明けで迎えた30戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（東京芝1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月23日、中3週で迎えた31戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月20日、中1週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下の尾瀬特別（福島芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下のNST賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず9着に敗れた。

8月7日、中1週で迎えた35戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の五頭連峰特別（新潟芝1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮し、4着に入った。

8月21日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上900万下の月岡特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた37戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

11月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた38戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の精進湖特別（東京芝1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。