ヒシラストガイ（2010年生、母ヒシアマゾン）

ヒシラストガイ（2010年3月19日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋最後の奴」。毛色は栗毛。種牡馬のCorinthian（当時7歳）と交配したヒシアマゾンが20歳のときに産んだ9番仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝2着2回、地方11戦1勝。主な勝ち鞍は2012年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

10月6日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛進したが、勝ったアユサンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

10月27日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンダーオーシャンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2013年）

5月4日、約6か月半の休み明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に敗れた。

9月1日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の村上特別（新潟芝1400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

4歳（2014年）

1月6日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

4月13日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の花見山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったマンハッタンコードにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に敗れた。

6月29日、中8週で迎えた8戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月30日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた9戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、新涼特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月15日、中1週で迎えた10戦目は、仲秋特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた11戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、白神賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた12戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、プロキオン賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた13戦目は、三陸鉄道全線運行再開記念（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた14戦目は、清水の湧口レース（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモエレベローチェに2馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月30日、中1週で迎えた15戦目は、ひいらぎ賞（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。

12月29日、中3週で迎えた16戦目は、銀嶺賞（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

5歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた17戦目は、ゴールデンジョッキーズシリーズ第3戦（水沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月12日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から27kg減らして迎えた18戦目は、岩泉町龍泉洞夏まつり賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、本田紀忠騎手を鞍上に迎えて、一般B2一（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。