ベルモントソリッド（2003年生、母ミスシャーリー）

ベルモントソリッド（2003年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時16歳）と交配したミスシャーリーが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ベルモントファーム。戦績は、地方26戦7勝2着9回。主な勝ち鞍は2009年のこじし座特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

高橋三郎厩舎（大井）へ入厩。

2歳（2005年）

8月15日、デビュー戦は御神本訓史騎手を鞍上に据えて、2歳（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は490kg。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた2戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、かなりのハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のアオイブシドウに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2006年）

4月11日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたミハタマイバッハ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

5月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳（大井ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のウエルスボイスに2馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4歳（2007年）

3月6日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2二アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、フォージドアモールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月21日、中1週で馬体重を前走から13kg絞って迎えた6戦目は、一般C2四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったファストインパルスに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月2日、中5週で迎えた7戦目は、一般C2三アイ（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のデザートレジーナに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月11日、約7か月半の休養明けで迎えた8戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた9戦目は、ジルベスター特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアップシーイモンにクビ差届かず2着に甘んじた。

5歳（2008年）

1月17日、中1週で迎えた10戦目は、雪晴特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月21日、中4週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、一般C2-11 12（大井ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では弾けるような伸びで猛進したが、伸びてきたグローリーオウドウ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

3月13日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、伸びてきたオーミラビッジ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、しし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフェスティヴモモに3/4馬身届かず2着に敗北した。

11月12日、約7か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C2-14 15（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（3戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグローリーベンテンを半馬身振り切って久々の一戦を物にした。

12月2日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2六七（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（4戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月25日、中2週で迎えた16戦目は、ジングルベル賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

6歳（2009年）

1月21日、中3週で迎えた17戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、雪晴特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

2月20日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の一般C2-15 C3一（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は的場文男騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、勝ったトレゾアに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

3月6日、中1週で迎えた19戦目は、春田特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月26日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2-11 12（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は的場文男騎手（7戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を爆発させて楽々と抜け出し、最後は2着のロックエモーションに3馬身半の差をつけて優勝

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、こじし座特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（8戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のマイネルメテオールを3/4馬身振り切って6勝目を手中に収めた。

4月20日、中0週で迎えた22戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（9戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアイムサンバディ決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

5月13日、中2週で迎えた23戦目は、一般C1六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で的場文男騎手（10戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で的場文男騎手（11戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のレッドビスティーをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

6月21日、中2週で迎えた25戦目は、綾瀬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で的場文男騎手（12戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず9着に敗れた。

7月5日、中1週で迎えた26戦目は、ワッショイTOKYO夏ラリー賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で的場文男騎手（13戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。