キズナダクリチャン（2009年生、母リキアイワンダー）

キズナダクリチャン（2009年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「絆だ＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のケイムホーム（当時10歳）と交配したリキアイワンダーが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）岡田牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方13戦0勝2着4回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、目名共同トレーニングセンターから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、栗本博晴によって367.5万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

8月20日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は448kg。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた2戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では出色の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

3歳（2012年）

5月5日、約8か月の休養明けで迎えた3戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた4戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

7月1日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月21日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2013年）

5月14日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から57kg増やして迎えた8戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

6月4日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2八九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十十一十二（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

9月1日、中9週で迎えた11戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、セトノランナーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

10月7日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月12日、連闘で迎えた13戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、コスモイチモンジに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた14戦目は、山頭信義騎手を鞍上に迎えて、北川村不動の滝特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた15戦目は、チャイナロック特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったマスカレイドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

11月23日、中1週で迎えた16戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、田野二十三士公園特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ゴールドループに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

12月31日、連闘で迎えた19戦目は、年末年始は馬次第特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2014年）

1月26日、中3週で迎えた20戦目は、室戸岬の灯台特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は山頭信義騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。