ソイチーノ（2017年生、母オンリーユー）

ソイチーノ（2017年3月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「豆乳を用いたカプチーノ。父名より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のジョーカプチーノ（当時11歳）と交配したオンリーユーが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。主な勝ち鞍は2020年の浦和800ラウンド。

経歴

デビュー前

中川公成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月28日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は496kg。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず17着に終わった。

11月23日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず15着に終わった。

12月1日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

3歳（2020年）

4月12日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は杉原誠人騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月19日、連闘で迎えた5戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。13頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

5月27日、中4週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般C4-6（門別ダート1200m 曇/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般C4-6（門別ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったルピナスガーデンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月24日、中1週で迎えた9戦目は、一般C4-5（門別ダート1500m 内回り曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

7月9日、中1週で迎えた10戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、一般C4-4（門別ダート1200m 晴/稍重）に56kgの斤量を背負って出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の敢闘精神でしぶとく粘り込んで、最後は2着のサンラディウスをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

7月23日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

8月11日、中2週で迎えた12戦目は、鳳仙花特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスノープリンセスに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた13戦目は、一般C34 C41（門別ダート1000m 曇/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るラテントパワーズを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を収める

9月2日、連闘で迎えた14戦目は、3歳戦のヒヤデス特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、トレニア特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は服部茂史騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた16戦目は、赤津和希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサプリに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。