ピュアアモーレ（2014年生、母ピュアシンフォニー）

ピュアアモーレ（2014年5月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「純粋＋愛（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のマツリダゴッホ（当時11歳）と交配したピュアシンフォニーが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者はユートピア牧場。主な勝ち鞍は2018年のスウィフト賞(一般C1)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ユートピア牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

武藤善則厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

7月1日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は力尽きて14着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/重）に出走。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

7月30日、連闘で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

9月9日、中5週で迎えた4戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着を確保した。

10月17日、中4週で馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、マダムフィガロに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月7日、中2週で迎えた6戦目は、3歳戦のラピッド賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月22日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、3歳（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭に躍り出て、最後は2着のケイサンホイミに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月6日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったビッグディッパーに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

4歳（2018年）

1月12日、中2週で迎えた10戦目は、水仙特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい6着に敗れた。

2月15日、中4週で迎えた11戦目は、一般C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のステルスブルーに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

5月17日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、スウィフト賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のプリサイスガールに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月30日、中1週で迎えた13戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた14戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、ジェミニ賞（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のガッツで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、オカゲサマにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月4日、中1週で迎えた15戦目は、宮ヶ瀬ダム観光放流記念（川崎ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ロードグレイスに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1（浦和ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、勝ったジョーカトゥーラに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

10月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg増やして迎えた18戦目は、一般C1（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（11戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、ナホラフェットに3/4馬身交わされて2着となった。

11月22日、中3週で馬体重を前走から15kg絞って迎えた19戦目は、上州和牛賞（浦和ダート800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（12戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に敗れた。

5歳（2019年）

1月11日、中6週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた20戦目は、一般C1（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（13戦3勝）。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

2月15日、中4週で迎えた21戦目は、畜産女性いきいきネットワーク埼玉会長賞（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（14戦3勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月15日、中3週で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、石崎隆之騎手引退メモリアルクオカード賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、緩みのないペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、幸手市観光協会会長賞（浦和ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（15戦3勝）。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。