ソンゴクウ（2002年生、母カイソクソロン）

ソンゴクウ（2002年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「孫悟空」。毛色は鹿毛。種牡馬のウイニングチケット（当時12歳）と交配したカイソクソロンが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は大城康伸。戦績は、中央平地2戦0勝、地方43戦8勝2着6回。主な勝ち鞍は2004年のルーキーチャレンジ。

経歴

デビュー前

当歳のとき、加野活幸から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、大城久男から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2004年）

7月14日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったビービープライドから半馬身差の2着となった。

7月22日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のジャパンゴールに半馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月29日、中9週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた3戦目は、2歳（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、2着のパークリーアケコに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月4日、中4週で迎えた4戦目は、2歳オープンのフサイチコンコルド賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた5戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の兵庫ジュニアグランプリ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

3歳（2005年）

1月1日、中4週で迎えた6戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

1月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は力尽きて13着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた8戦目は、3歳T1（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で永島太郎騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3月29日、中3週で迎えた9戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月29日、中8週で迎えた10戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して6番手で通過。直線では余力が残っておらず16着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた11戦目は、3歳T1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

7月14日、中3週で迎えた12戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月11日、中3週で迎えた13戦目は、3歳T2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて6着に敗れた。

4歳（2006年）

3月7日、約7か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、平岩潤一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B3二（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月21日、中1週で迎えた15戦目は、スプリングウインド（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

5月1日、中5週で迎えた16戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、相生ぺーロン祭特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ケイコブライトに3/4馬身交わされて2着となった。

5月10日、連闘で迎えた17戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したイブキオトヒメを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月23日、中1週で迎えた18戦目は、丹波茶特別（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセイントブルースをクビ差振り切って久しぶりに勝ち星を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で板野央騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上B1二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で板野央騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のスーパーデュラブを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月13日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上A2二（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で板野央騎手（7戦2勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

10月25日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で板野央騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた25戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で板野央騎手（9戦2勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシャープブローを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

11月22日、中1週で迎えた26戦目は、兵庫オーナーズカップ（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で板野央騎手（10戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で板野央騎手（11戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したダイゴフウジンを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で板野央騎手（12戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイゴフウジンに2馬身の差をつけて優勝

5歳（2007年）

3月14日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で板野央騎手（13戦3勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で板野央騎手（14戦3勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4月10日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で板野央騎手（15戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月3日、中2週で迎えた32戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で板野央騎手（16戦3勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上A3二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で板野央騎手（17戦3勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

5月29日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は19戦連続で板野央騎手（18戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエイユーラブリーに1馬身の差をつけて6勝目をつかんだ。

6月27日、中3週で迎えた35戦目は、3歳以上A2二（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で板野央騎手（19戦4勝）。8頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた36戦目は、さぎ草特別（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で板野央騎手（20戦4勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、キャプテンオペラに交わされて2馬身半差の2着となった。

8月1日、中1週で迎えた37戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で板野央騎手（21戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

8月29日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 曇/稍重）に出走。鞍上は23戦連続で板野央騎手（22戦4勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月26日、中3週で迎えた39戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は24戦連続で板野央騎手（23戦4勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は平岩潤一騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平岩潤一騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は板野央騎手（24戦4勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、猛烈な末脚を爆発させて、最後は2着のチャウスに2馬身の差をつけて7勝目を挙げた。

12月5日、中3週で迎えた43戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（25戦5勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のモントレルドをクビ差振り切って8勝目を獲得した。

12月20日、中1週で迎えた44戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（26戦6勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

6歳（2008年）

1月10日、中2週で迎えた45戦目は、4歳以上A1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（27戦6勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。