キョウワユウショウ（1988年生、母カノコジヨオー）

キョウワユウショウ（1988年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンテースト（当時17歳）と交配したカノコジヨオーが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着2回。1991年のステイヤーズステークス(ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は496kg。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

8月3日、約6か月半の休み明けで迎えた2戦目は、4歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた3戦目は、4歳未勝利（小倉芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったスイホービートに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミスターマジックに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月12日、中2週で迎えた6戦目は、嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフジヤマケンザンに3馬身の差をつけて制した。

11月3日、中2週で迎えた7戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた8戦目は、ハンデG3のステイヤーズステークス（中山芝3600m 内2周晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したメイショウビトリアを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（1993年）

3月7日、約15か月の休み明けで迎えた9戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

4月10日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪城ステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた12戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安田康彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く13着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた13戦目は、緑風ステークス（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた14戦目は、大原ステークス（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（10戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。