セイラヴリイ（2007年生、母ホーセンルビー）

セイラヴリイ（2007年4月23日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名より気高さを」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時12歳）と交配したホーセンルビーが20歳のときに産んだ12番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）川端牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方34戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

服部利之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

10月10日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

10月31日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた4戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート800m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったイツクシマブラーボに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

12月23日、中1週で迎えた5戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

3歳（2010年）

1月4日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキャプテンスピードに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

1月12日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のデルマオクタヴィアに3馬身の差をつけて2勝目を挙げた。

1月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月3日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で猛追したが、抜け出したエスジーロビンにクビ差届かず2着となった。

2月17日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉地学騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に終わった。

3月26日、中0週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で倉地学騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月1日、連闘で迎えた14戦目は、尾崎章生騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた16戦目は、3歳戦の井上毅生誕32周年記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（6戦0勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のガイアクリアーに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

5月10日、連闘で迎えた17戦目は、柴田直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るスタートップレディを異次元の末脚で3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

5月18日、連闘で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に終わった。

5月26日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は倉地学騎手（7戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のオトコナカセに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月4日、連闘で馬体重を前走から8kg戻して迎えた20戦目は、3歳戦のキング（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

6月9日、連闘で迎えた21戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（8戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイブレイズを豪脚でクビ差だけ差し切って断然人気に応えた。

6月17日、連闘で迎えた22戦目は、3歳戦のかるがも特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（3戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた23戦目は、3歳戦のフラミンゴ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた24戦目は、3歳戦の孔雀特別（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は倉地学騎手（9戦3勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

7月23日、中0週で迎えた25戦目は、3歳戦の（株）セントラルビデオ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（4戦1勝）。7頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

7月27日、連闘で迎えた26戦目は、3歳戦のかもめ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾崎章生騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

8月19日、連闘で迎えた28戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（10戦3勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

8月23日、連闘で迎えた29戦目は、3歳戦のコノハズク特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾崎章生騎手（5戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた30戦目は、千田洋騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた31戦目は、3歳戦のきんもくせい特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で千田洋騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

10月19日、中0週で迎えた32戦目は、3歳戦のいちょう特別（大井ダート1200m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で千田洋騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた33戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C7（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた34戦目は、一般C6b（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田直樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天授のガッツでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月18日、連闘で迎えた35戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉地学騎手（11戦3勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた36戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で倉地学騎手（12戦3勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

12月10日、連闘で迎えた37戦目は、一般C4（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉地学騎手（13戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。