クリスマスキャロル（2007年生、母クリスマスツリー）

クリスマスキャロル（2007年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「クリスマスに歌う聖歌」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時9歳）と交配したクリスマスツリーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地19戦3勝2着3回。2012年のマーメイドステークス(牝ハンデG3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額2,000万円（50万×40口）で一口馬主が募集された。

石坂正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月7日、デビュー戦は藤岡佑介騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

12月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のスイートベルモットに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2010年）

2月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡佑介騎手（2戦1勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3月14日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡佑介騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月26日、約6か月半の休養明けで迎えた5戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。17頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入った。

10月24日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で国分恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

11月20日、中3週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に敗れた。

4歳（2011年）

1月30日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の遠賀川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

5月8日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月26日、中6週で迎えた10戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のメジロオードリーをクビ差振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

7月31日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に終わった。

5歳（2012年）

3月25日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた13戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下の四国新聞杯（阪神芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の野島崎特別（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたラブフール決め手に屈してクビ差の2着となった。

4月29日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の糺の森特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったタイキエイワンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

5月19日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下の御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で秋山真一郎騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアマファソンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

6月17日、中3週で迎えた17戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定のハンデG3のマーメイドステークス（阪神芝2000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したグルヴェイグを差し切れず、2馬身差の2着となった。

10月13日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、牝馬限定G2の府中牝馬ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（4戦1勝）。17頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

11月11日、中3週で迎えた19戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。