ファントムルージュ（2018年生、母ノッツダルジェント）
Phantom Rouge
2018.01.19
ファントムルージュ（2018年1月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「幻影+真紅の(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時18歳）と交配したノッツダルジェントが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はスマイルファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。
経歴
デビュー前
1歳のとき、スマイルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
松田国英厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2020年）
11月15日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。17頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。
12月13日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。
3歳（2021年）
3月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に敗れた。
4月11日、中4週で迎えた4戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴィオマージュを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。
8月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。
4歳（2022年）
1月15日、約5か月の休み明けで迎えた6戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に敗れた。
3月27日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では脚が残っておらず16着に終わった。
7月16日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に終わった。
8月7日、中2週で迎えた9戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。
8月28日、中2週で迎えた10戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。
2022年9月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。
10月7日、中5週で迎えた11戦目は、深澤杏花騎手を鞍上に迎えて、一般B6 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパットサイテに7馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。
10月31日、中2週で迎えた12戦目は、秋時雨賞（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカントリードーロに7馬身の差をつけて優勝
11月30日、中3週で迎えた13戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、晩秋特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、ラブアンバジョに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
12月27日、中3週で迎えた14戦目は、ウインターアタック（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。
5歳（2023年）
1月10日、中1週で迎えた15戦目は、うさぎ年賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。
2月6日、中3週で迎えた16戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したダルマワンサを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。
2月21日、中1週で迎えた17戦目は、一般B4（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲンパチボロネーゼを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。
3月6日、中1週で迎えた18戦目は、一般A7 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。
4月6日、中3週で迎えた19戦目は、臥龍桜特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺竜也騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。
4月17日、中1週で迎えた20戦目は、笠松町商工会特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、抜け出したサンマルディライトを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。
5月21日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定地方重賞のお松の方賞（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺竜也騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。
6月9日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。
7月4日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、牝馬限定戦の女郎花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。
7月19日、中1週で迎えた24戦目は、盛夏特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（7戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パワースカイに3/4馬身交わされて2着に敗北した。
8月2日、中1週で迎えた25戦目は、夕時雨特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（8戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。
デビュー前
1歳のとき、スマイルファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。
田口輝彦厩舎（笠松）へ入厩。
8月31日、中3週で迎えた26戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、夏果賞（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。6頭立ての2番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のパワースカイに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。
9月13日、中1週で迎えた27戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に終わった。
12月29日、約3か月半の休養明けで迎えた28戦目は、一般A5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。
6歳（2024年）
1月9日、中1週で迎えた29戦目は、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るハニーメモリーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って6勝目をつかんだ。
1月22日、中1週で迎えた30戦目は、雪見特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は深澤杏花騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい6着に終わった。
2月5日、中1週で迎えた31戦目は、立春短距離特別（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で深澤杏花騎手（5戦2勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。
2月19日、中1週で迎えた32戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般A8 B3（笠松ダート1400m 小雨/不良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は垂れてしまい10着に敗れた。