デルマイザベル（2004年生、母ミラニスタ）

デルマイザベル（2004年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋人名」。毛色は鹿毛。種牡馬のワレンダー（当時14歳）と交配したミラニスタが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はファニーヒルファーム。戦績は、中央平地3戦0勝、地方22戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

高橋義博厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月24日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は410kg。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では伸びを欠き15着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた2戦目は、嘉藤貴行騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり16着に終わった。

6月10日、中6週で馬体重を前走から36kg増やして迎えた4戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

7月8日、中3週で迎えた5戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

7月22日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉留孝司騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉留孝司騎手（2戦0勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴォールラウトを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月26日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉留孝司騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したナンブモンジローを捕まえ切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 小雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き3着に敗れた。

9月29日、中1週で馬体重を前走から7kg戻して迎えた10戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアクトオブゴッドに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月27日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のユキノサンデーを3/4馬身振り切って3勝目を手中に収めた。

11月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田利雄騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マウナケアにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月23日、中4週で迎えた13戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のユーワミネルヴァに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4歳（2008年）

1月13日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C1-10（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

2月3日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

2月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月12日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上C1-8（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が衰えて6着に敗れた。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のテンジンエンムスビをアタマ差振り切って制した。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で竹吉徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るマツノテイオーを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って6勝目をつかんだ。

6月22日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で竹吉徹騎手（9戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミトノコウモンダに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月5日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で竹吉徹騎手（10戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で竹吉徹騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のティーエスオリジンに1馬身半の差をつけて7勝目を手に入れた。

8月16日、中3週で迎えた25戦目は、サードニックス特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は13戦連続で竹吉徹騎手（12戦4勝）。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。