ジョウショークイン（2002年生、母ハイパーソニック）

ジョウショークイン（2002年5月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋女王」。毛色は鹿毛。種牡馬のディアブロ（当時15歳）と交配したハイパーソニックが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田猛。戦績は、中央平地11戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は武英智騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで踏ん張ったが、勝ったヴァンクルタテヤマに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月11日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武英智騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月2日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武英智騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ピサノヘネシーに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月30日、中3週で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーホウフウジンに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月4日、中4週で迎えた5戦目は、E.プラード騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のポインセチア賞（阪神ダート1200m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで崩れずに走り抜いたが、勝ったアイノグレースにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

3歳（2005年）

1月8日、中4週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた7戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の若菜賞（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

7月16日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から50kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

7月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスクリーマーに1馬身の差をつけて2勝目を手にした。

9月17日、中6週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の葛飾特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた11戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。