フォティック（2020年生、母エイシンミント）

フォティック（2020年4月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「光。父名からの連想」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時9歳）と交配したエイシンミントが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は築紫洋。戦績は、中央平地15戦0勝2着2回、地方5戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2023年の秋穂さん☆裕也さん結婚祝記念(一般C16)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、築紫洋から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ヒポファイル・ブラッドストックによって792万円で落札された。

飯田祐史厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月5日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー小倉（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、5着に終わった。

2月25日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。18頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

7月29日、中9週で迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い脚を使えず13着に敗れた。

9月17日、中6週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラスの3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に敗れた。

12月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、C20組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ライリーミノルに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

12月29日、中2週で迎えた7戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、秋穂さん☆裕也さん結婚祝記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホワイトキャンバスに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2024年）

1月9日、中1週で迎えた8戦目は、ニューイヤー特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、タイトニットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月9日、中3週で迎えた9戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロックジャムに7馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月8日、中3週で迎えた10戦目は、朧月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では鬼脚を爆発させて、最後は2着のキタノランディをクビ差振り切って断トツの支持に応えた。

4月14日、中4週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（2戦0勝）。17頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。最後はバタバタになってしまい17着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

8月18日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5歳（2025年）

1月11日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた14戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたダミエ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

2月1日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦し、3着に入った。

4月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、4歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

6月29日、中9週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず7着に終わった。

7月12日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦0勝）。17頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

7月27日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したピースフルナイトにハナ差届かず2着となった。

8月17日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦0勝）。18頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

2023年9月20日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。