カシノリーベ（2011年生、母シーズガットゲイム）

カシノリーベ（2011年4月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛（独）」。毛色は鹿毛。種牡馬のネオユニヴァース（当時11歳）と交配したシーズガットゲイムが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は藤本ファーム。戦績は、中央平地12戦0勝、地方14戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2014年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、藤本ファームから「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。同年、藤本ファームから「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、柏木務によって283.5万円で落札された。

二本柳俊一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

10月20日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 雨/重）に出走。馬体重は516kg。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず15着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい16着に終わった。

12月14日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は二本柳壮騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

3月2日、中5週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（4戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた7戦目は、伴啓太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚が振るわず15着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた8戦目は、井上敏樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

6月15日、中6週で迎えた9戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったアキノラブカラーに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺博文騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノピカロに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺博文騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚で猛進したが、ホットスルに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

7月21日、連闘で迎えた12戦目は、岩永千明騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて、最後は2着のクリノオーを3/4馬身振り切って圧倒的支持に応えた。

8月3日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（1戦1勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいい脚を見せられず3着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（2戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では速い脚を使えず3着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（3戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったカシノワンダラーに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月5日、中4週で迎えた16戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に50kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びあぐねて18着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた17戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場なく16着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では見所を作れず16着に終わった。

12月28日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩永千明騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

4歳（2015年）

1月11日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩永千明騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で岩永千明騎手（6戦1勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、ムーンパスラブにハナ差交わされて2着となった。

2月15日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩永千明騎手（7戦1勝）。6頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で岩永千明騎手（8戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、ベルモントタイムにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月28日、中2週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で岩永千明騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の心肺能力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、イチザブイに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

4月18日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で岩永千明騎手（10戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。最後はガス欠状態になり6着に敗れた。