エーシンバウロー（2005年生、母エイシンリーズン）

エーシンバウロー（2005年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋おじぎをする＋列」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時16歳）と交配したエイシンリーズンが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2七八。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2007年）

12月9日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた2戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

3歳（2008年）

1月19日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川原正一騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月11日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

5月25日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

11月28日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、山崎真騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のダンツラディカルに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2009年）

1月12日、中5週で迎えた7戦目は、ハンデ戦の4歳C2（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマイネルクライスを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて優勝

2月11日、中3週で迎えた8戦目は、平山真希騎手を鞍上に迎えて、一般C2十1112（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月11日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2六アイ（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は山崎真騎手（2戦2勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月29日、中6週で迎えた10戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、一般C2九十（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月26日、中3週で迎えた11戦目は、一般C2九十（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山崎真騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲッタウェイを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

10月28日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般C2七八（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎真騎手（4戦3勝）。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

11月11日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた13戦目は、一般C2六七（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山崎真騎手（5戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

11月26日、中1週で迎えた14戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は平山真希騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

12月24日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2八九（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平山真希騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のコアレスバロンをクビ差振り切って4勝目を掴み取った。

5歳（2010年）

1月8日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平山真希騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のインファティックに1馬身半の差をつけて制した。

1月27日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平山真希騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた19戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、一般C2八（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

6月15日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、一般C2五六（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は平山真希騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた21戦目は、一般C2八九十（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で平山真希騎手（6戦2勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では印象的な伸び脚で急追したが、抜け出したサンクスミリオンに半馬身届かず2着となった。

7月8日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で平山真希騎手（7戦2勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に敗れた。

8月24日、中6週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた23戦目は、一般C2八九十（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平山真希騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

6歳（2011年）

2月10日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、一般C3四五（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で平山真希騎手（9戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

6月29日、約4か月半の休み明けで迎えた25戦目は、一般C3五六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山崎真騎手（6戦3勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。