マッスルビーチ（2016年生、母クロンヌドール）

マッスルビーチ（2016年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ボディービル発祥の地、アメリカのベニスビーチの別名。父名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のメイショウサムソン（当時13歳）と交配したクロンヌドールが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は株式会社ノースヒルズ。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2023年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

12月28日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 小雪/良）に出走。馬体重は454kg。12頭立ての9番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のエンダウメントをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2019年）

3月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したエルモンストロを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

4月14日、中3週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のバンブトンハートに2馬身の差をつけて優勝

9月7日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鳥取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のサンマルエンパイアに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月28日、中2週で迎えた7戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のシリウスステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

11月3日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

4歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（4戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始12番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したフォギーナイトに半馬身届かず2着に敗北した。

3月1日、中2週で迎えた10戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの伊丹ステークス（阪神ダート1800m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

3月29日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの名古屋城ステークス（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

6月28日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの花のみちステークス（阪神ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に敗れた。

11月8日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、5着に終わった。

11月14日、連闘で迎えた15戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの摩耶ステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月23日、連闘で迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上3勝クラスの姫路ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず12着に敗れた。

5歳（2021年）

5月8日、約5か月半の休み明けで迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では強靭な末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月30日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上3勝クラスの薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では伸びあぐねて14着に終わった。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6歳（2022年）

1月30日、約4か月の休み明けで迎えた21戦目は、北沢伸也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

2月20日、中2週で迎えた22戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で北沢伸也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンティーニから1馬身半差の2着に敗北した。

3月19日、中3週で迎えた23戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北沢伸也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイメイコスモスに約10馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5月28日、中9週で迎えた24戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で北沢伸也騎手（3戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた25戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で北沢伸也騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月9日、約4か月の休み明けで迎えた26戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北沢伸也騎手（5戦1勝）。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルアッシュに1馬身1/4の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月12日、中4週で迎えた27戦目は、J・G3の京都ジャンプステークス（阪神障害芝3140m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北沢伸也騎手（6戦2勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月24日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で北沢伸也騎手（7戦2勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。4着に入り込んだ。

7歳（2023年）

3月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から20kg戻して迎えた29戦目は、J・G2の阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で北沢伸也騎手（8戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月9日、約9か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた30戦目は、森一馬騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

8歳（2024年）

3月9日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた31戦目は、阪神スプリングジャンプ（阪神障害芝3900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で森一馬騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。競走中止となった。

2024年3月9日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。