サンティーニ（2015年生、母オリジナルスピン）

サンティーニ（2015年3月27日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「イタリアの人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時14歳）と交配したオリジナルスピンが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。戦績は、中央平地28戦2勝2着5回、中央障害13戦2勝2着1回。2022年の障害3歳以上オープン(障害3歳以上オープン)に勝利した他、2022年の清秋ジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額3,600万円（18万×200口）で一口馬主が募集された。

羽月友彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月24日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は504kg。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ダノンマジェスティに交わされて3馬身半差の2着となった。

3歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月13日、中3週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

3月17日、中4週で迎えた4戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のキャットタングに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月22日、中4週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5月5日、中1週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったマイネルアンファンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月8日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

10月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦1勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のノーウェイをハナ差振り切って2勝目を手中に収めた。

11月11日、中3週で迎えた10戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

4歳（2019年）

1月5日、中7週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4月14日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の鹿野山特別（中山芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦皇成騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

5月18日、中4週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下のオーストラリアトロフィー（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

6月22日、中4週で迎えた14戦目は、藤井勘一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの京橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

11月30日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた16戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月11日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの五条坂特別（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

2月22日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月11日、中6週で迎えた19戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた20戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に終わった。

7月5日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの西脇特別（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

8月30日、中7週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの九州スポーツ杯（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったメイショウカズサに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（5戦0勝）。15頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったペオースに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

10月3日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川又賢治騎手（6戦0勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたウインフォルティス決め手に屈してハナ差の2着となった。

12月12日、中9週で迎えた25戦目は、3歳以上2勝クラスの犬山特別（中京ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で川又賢治騎手（7戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

6歳（2021年）

1月31日、中6週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの開聞岳特別（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で川又賢治騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で川又賢治騎手（9戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた28戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの矢作川特別（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に敗れた。

11月7日、約7か月半の休み明けで迎えた29戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた30戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2022年）

1月30日、中8週で迎えた31戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/良）に出走。鞍上は五十嵐雄祐騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、勝ったグランドレグルスから2馬身半差の2着に敗北した。

2月20日、中2週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のマッスルビーチに1馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた33戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐雄祐騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。9着に終わった。

6月18日、中5週で迎えた34戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝3110m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で五十嵐雄祐騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のヴァーダイトに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月24日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐雄祐騎手（5戦2勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

11月5日、中5週で迎えた36戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で五十嵐雄祐騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8歳（2023年）

1月7日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた37戦目は、中山新春ジャンプステークス（中山障害芝3200m 外→内晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で五十嵐雄祐騎手（7戦2勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月18日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた38戦目は、障害4歳以上オープン（小倉障害芝3390m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で五十嵐雄祐騎手（8戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

5月20日、約3か月の休み明けで迎えた39戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝3290m 外→内晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で五十嵐雄祐騎手（9戦2勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。11着に終わった。

7月29日、中9週で迎えた40戦目は、J・G3の新潟ジャンプステークス（新潟障害芝3250m 外→内晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で五十嵐雄祐騎手（10戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月8日、中9週で迎えた41戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝3170m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で五十嵐雄祐騎手（11戦2勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

2023年10月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。