ダノンマジェスティ（2015年生、母ドバイマジェスティ）

ダノンマジェスティ（2015年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したドバイマジェスティが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2021年の但馬ステークス(3勝クラスハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、ダノックスによって2億3,760万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月24日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は478kg。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンティーニを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2018年）

2月4日、中5週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のきさらぎ賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

3月24日、中6週で迎えた3戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではきちんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のグレートウォリアーをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

4月28日、中4週で迎えた4戦目は、3歳G2の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

7月1日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上1000万下の木曽川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のパリンジェネシスを半馬身振り切って3勝目をマークした。

5歳（2020年）

11月14日、約29か月の休み明けで馬体重を前走からさらに16kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦2勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ポタジェにクビ差交わされて2着となった。

6歳（2021年）

1月11日、中7週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの寿ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で急追したが、抜け出したツーエムアロンソにアタマ差届かず2着に甘んじた。

3月13日、中8週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの但馬ステークス（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のムジカを半馬身振り切ってファンの支持に応えた。

5月9日、中7週で迎えた9戦目は、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦2勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月20日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアンドロメダステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7歳（2022年）

1月16日、中7週で迎えた11戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2の日経新春杯（中京芝2200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

2月13日、中3週で迎えた12戦目は、G2の京都記念（阪神芝2200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は和田竜二騎手（5戦2勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

4月17日、中8週で迎えた13戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの福島民報杯（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた14戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3の新潟大賞典（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、関越ステークス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2022年10月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。