グレートウォリアー（2015年生、母プラウドスペル）

グレートウォリアー（2015年2月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「一騎当千の強者」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したプラウドスペルが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年の欅ステークス(オープン)で2着に入った他、2022年のコールドムーンステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1億5,000万円（375万×40口）で一口馬主が募集された。

藤原英昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月21日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るハイドランを上がり1位の末脚でハナ差だけ差し切って初白星を挙げた。

3月24日、中4週で迎えた3戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の大寒桜賞（中京芝2200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたダノンマジェスティ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

4月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳500万下の新緑賞（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスマートモノリスを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

8月4日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2019年）

11月23日、約16か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に敗れた。

5歳（2020年）

1月18日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

2月9日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3月29日、中6週で迎えた9戦目は、4歳以上2勝クラスの鈴鹿特別（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、伸びてきたニューモニュメント決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月26日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、4着に終わった。

6月27日、中8週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの清里特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のスリーグランドに1馬身3/4の差をつけて久々に白星を挙げた。

11月15日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの秋色ステークス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月5日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた13戦目は、3歳以上3勝クラスの御影ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

6歳（2021年）

2月7日、中8週で迎えた14戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

3月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの播磨ステークス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のプロスパラスデイズに1馬身1/4の差をつけて勝利を手に入れた。

4月3日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦でオープンのコーラルステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月29日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、欅ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたタガノビューティー決め手に屈してアタマ差の2着となった。

7歳（2022年）

4月30日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた18戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は福永祐一騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に敗れた。

6月25日、中7週で迎えた19戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（7戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、5着に終わった。

10月10日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、5着を確保した。

12月18日、中9週で迎えた21戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、コールドムーンステークス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2023年3月23日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。