バンブトンハート（2016年生、母ニースセブンティン）

バンブトンハート（2016年2月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+心」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したニースセブンティンが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は谷川牧場。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上2勝クラス。

経歴

デビュー前

粕谷昌央厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

7月14日、デビュー戦は伴啓太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

10月13日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

10月28日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のスカテナートを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

3歳（2019年）

1月26日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月3日、中2週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に終わった。

4月27日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったマッスルビーチにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

9月28日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったグログランに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月14日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のネオヴィットーリアに1馬身1/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月10日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（9戦2勝）。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のセイヴァリアントを半馬身振り切って優勝

4歳（2020年）

1月25日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのアレキサンドライトステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で田中勝春騎手（10戦3勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は12戦連続で田中勝春騎手（11戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず12着に敗れた。

3月7日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上3勝クラスの上総ステークス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で田中勝春騎手（12戦3勝）。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に終わった。

5月9日、中8週で迎えた15戦目は、4歳以上3勝クラスの立夏ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で田中勝春騎手（13戦3勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

5月31日、中2週で迎えた16戦目は、4歳以上3勝クラスの薫風ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で田中勝春騎手（14戦3勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったサンチェサピークに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月20日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は16戦連続で田中勝春騎手（15戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

10月18日、約4か月の休み明けで迎えた18戦目は、3歳以上3勝クラスのテレビ静岡賞（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は17戦連続で田中勝春騎手（16戦3勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は18戦連続で田中勝春騎手（17戦3勝）。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

5歳（2021年）

2月7日、約3か月の休養明けで迎えた20戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

3月20日、中5週で迎えた21戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上3勝クラスの韓国馬事会杯（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月25日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上3勝クラスの鎌倉ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したピンシャンにハナ差届かず2着となった。

5月30日、中4週で迎えた23戦目は、4歳以上3勝クラスの薫風ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したメイショウハリオを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

6月13日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田大知騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

9月26日、約3か月半の休養明けで迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの内房ステークス（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田大知騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

11月7日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上3勝クラスの錦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田大知騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

11月27日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上3勝クラスのシャングリラステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田大知騎手（6戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

2021年12月4日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。